お墓に近い不動産は価格が下がる?売却の際に押さえるべき注意点も解説!

お墓に近い不動産は価格が下がる?売却の際に押さえるべき注意点も解説!

この記事のハイライト
●嫌悪施設であるお墓が近くにあると不動産の価値に影響が生じるため売却価格が下がる可能性がある
●お墓に近い不動産を売りたいときは日当たりの良さや静かな環境などのメリットをアピールすると良い
●お墓に近い不動産を売却する際の注意点には買主への告知義務を守ることなどがある

不動産を早く、そして高く売りたいと思っても、立地がネックになることがあります。
そのため、お墓に近い不動産を売りたいときは、不安になることがあるでしょう。
そこで今回は、お墓に近い不動産の売却について、価格への影響やアピールしたいメリット、注意点などを解説します。
朝霞市や和光市で、お墓に近い不動産の売却をご検討中の方は、ぜひご参考にしてください。

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お墓に近い不動産を売却する際に生じる価格への影響

お墓に近い不動産を売却する際に生じる価格への影響

お墓に近い不動産を売却するとき、とくに気になることは価格への影響でしょう。
たしかに、お墓に近い不動産は、売却価格が下がる可能性が高いと考えられます。
なぜ価格が下がってしまうのか、理由を確認してみましょう。

お墓に近い不動産の価格が下がる理由とは

お墓に近い不動産の価格が下がるのは、お墓が嫌悪施設に該当するからです。
嫌悪施設とは、近くにあることによって嫌悪感や不快感が生じたり、危険性が高くなったりする施設のことです。
明確な定義はありませんが、「騒音や臭気が発生する」「心理的に忌避される」などの施設は、嫌悪施設に該当すると考えられます。
具体的には高速道路や線路、工場や火葬場、ガソリンスタンドや霊園などです。
これらのような嫌悪施設が近くにある不動産は、需要が低いことが多いでしょう。
需要の低い不動産は、価値が下がってしまいます。
お墓は嫌悪施設に該当するので、近くにあると不動産の価値が下がる可能性が高いのです。

お墓に近い不動産の価格が下がる割合とは

売却する不動産がお墓に近いと、通常よりも2~5割ほど価格が下がると言われています。
たとえば、通常なら4,000万円で売れそうな不動産の場合、2,000万円~3,200万円ほどになってしまう可能性があります。
ただし、お墓があるからといって、必ずしも価格に大きな影響が生じるわけではありません。
ほかに魅力的なメリットがあれば、価格への影響を抑えることができるでしょう。

お墓に近い不動産を売却する際の買主への告知義務とは

お墓に近いことを買主へ伝えなければ、価格への影響を抑えられると思うかもしれません。
けれど、売却する不動産の近くにお墓がある場合は、買主に伝える必要があります。
その理由は、瑕疵のある不動産を売却するときは、買主へ告知する義務があるからです。
瑕疵とは傷や欠陥のことであり、不動産には「物理的瑕疵・法律的瑕疵・環境的瑕疵・心理的瑕疵」の4種類が存在する可能性があります。
嫌悪施設は環境的瑕疵に該当する可能性が高いので、売却前に買主へ伝えなくてはなりません。
価格を下げたくなくて告知義務を怠ると、トラブルになることがあるので注意しましょう。

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お墓に近い不動産の売却時に確認するべきメリットとデメリット

お墓に近い不動産の売却時に確認するべきメリットとデメリット

近くにお墓がある不動産は、売却価格が下がる可能性があります。
そこで、売却価格への影響をできるだけ少なくするために実行したいのが、メリットのアピールです。
お墓に近い不動産にはどのようなメリットがあるのか、確認してみましょう。

お墓が近くにある不動産のメリット

お墓に近い不動産のおもなメリットは、以下の4つです。

  • 日当たりや風通しが良い
  • 地盤がしっかりとしている
  • 静かな環境である
  • 周辺の変化によって住環境が変わってしまう可能性が低い

隣家との間隔が狭いと、日当たりや風通しが悪いことがあるかもしれません。
その点、お墓に近い不動産は、日当たりや風通しが良好だと考えられます。
地盤のしっかりとしている場所が選ばれていることも多いので、お墓の近くに住むと、地震への心配が軽減するでしょう。
基本的に静かな場所なので、閑静な住環境を求めている方におすすめできます。
そして、住環境が変わってしまう可能性が低いことも、メリットの1つです。
空き地や駐車場が近くにある場合、始めは日当たりや風通しが良いかもしれません。
けれど、空き地や駐車場には住宅やマンションなどが建設される可能性があり、住環境が大きく変わってしまうことがあります。
墓地がなくなって、住宅やマンションなどが建つことはほぼないので、環境の変化に関する心配は少ないでしょう。

お墓が近くにある不動産のデメリット

お墓に近い不動産を売却するときは、メリットをアピールしても、デメリットを気にされることがあるでしょう。
その際は、デメリットへの懸念を軽減できると、売却につながる可能性が高まるかもしれません。
そこで、お墓が近いとどのようなデメリットが生じやすいのか、再確認してみましょう。
お墓が近いことによって生じるデメリットには、人の出入りが少なく、夜間は暗いことがあります。
また、お供え物をねらって、野良猫やカラスなどが集まりやすいことも挙げられます。
そして、お盆やお彼岸の時期は訪れる方が増えて、うるさく感じたり、路上駐車に迷惑したりすることもあるでしょう。
このようなデメリットへの心配を軽減するためには、安心できる要素をアピールすることがポイントです。
「街灯が多いので、周辺は夜でも明るい」「きちんと管理されているので、これまでにカラスや路上駐車などの被害はない」などの事実があれば、しっかりと伝えておきましょう。

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お墓に近い不動産を売却する際に押さえるべき注意点

お墓に近い不動産を売却する際に押さえるべき注意点

お墓に近い不動産を売却するときは、注意点を押さえておかないと、トラブルになったり満足できる結果にならなかったりする可能性があります。
そこで、とくに押さえておきたい3つの注意点について、それぞれ確認しておきましょう。

注意点①お墓が近いことを買主に伝える義務がある

嫌悪施設であるお墓が近くにあることは、環境的瑕疵に該当します。
そのため、売却する不動産の近くにお墓があるときは、買主へ告知しなくてはなりません。
告知義務を守らないと、発覚した際に売主は契約不適合責任を負ってしまいます。
契約不適合責任とは、売却した不動産の品質などが契約内容と異なる場合に、売主が負う責任です。
告知義務を怠ったことが発覚すると、契約不適合責任を追及されて、損害賠償や契約解除などの事態になってしまう可能性があります。
お墓が近いことが契約書に記載してあり、買主が了承していれば問題ないので、告知義務はしっかりと守りましょう。

注意点②価格が下がる可能性がある

先述のとおり、お墓などの嫌悪施設が近くにあると、不動産の価値に影響します。
場合によっては、売却価格が本来の価値の5割ほどになってしまうかもしれません。
不動産の買い換えなどで売却金を使用する予定がある場合は、とくに注意が必要です。
想定よりも売却価格が低くなると、資金計画が狂ってしまうので、売却価格の最低ラインを考えておきましょう。

注意点③売れるまでに時間がかかるかもしれない

お墓に近い不動産を売却するときは、なかなか売れない可能性があることも注意点です。
なかには、お墓があることを気にしない方がいるかもしれませんが、気にする方は多いでしょう。
そのため、お墓に近い不動産を売りたい場合は、時間の余裕を持つことが大切です。
なお、不動産の売却方法は、買主を見つけて売る「仲介」のほかに、不動産会社が物件を直接買い取る「買取」があります。
買取は買主を探す必要がないので、スムーズに手続きが進みます。
買取価格が仲介より安くなることは注意点ですが、できるだけ早く売却を終えたい方は、買取も検討してみましょう。

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まとめ

お墓は嫌悪施設に該当するので、売却する不動産の近くにある場合は注意が必要です。
お墓が近くにあると、売却価格や期間に影響が生じる可能性があるからです。
また、お墓が近いことを買主に伝えずに売ると、契約不適合責任を負う可能性がある点にも注意しましょう。
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